読書

『神は沈黙せず』(山本弘)

年末年始に実家で読んでいたが、やっぱり山本弘のSFは面白いなあとうならされた。 少々こなれていない感じはあるのだが、ハードSFに慣れ親しんでいない僕のようなものにもとっつきやすく書かれていて、ちゃんと(いわゆる)「センス・オブ・ワンダー」を…

文明の発達史

上記のようにシヴィライゼーションにはまってしまったのは、最近読んでた本が『銃・病原菌・鉄(isbn:4794210051)』『文明崩壊(isbn:4794214642)』『導きの星(isbn:4894569434)』などであったのと無関係ではあるまい。 特にジャレド・ダイアモンドの著作につ…

ドラマとか見てたり。

『白夜行』 待ちきれなくなって原作を出張先で読んじゃったんだけど、ドラマ最終回見てびっくり! なんじゃこの超展開は! とにかく言いたいのは、武田鉄也の生命力の強さね。ほとんどギャグレベル。さすが「ぼくは死にましぇん!」の人。思い返すと武田鉄也…

AoE3が面白い。

戦略の参考にするため、『戦争学』(ISBN:4166600192)まで読み始めてしまう始末。特に騎兵・歩兵・砲兵のコンバインド・アームズをどのように有機的に連携させるかのヒントが欲しい。 最近クイックサーチで当たった相手にもわりと勝てるようになってきた。一…

愛知県富山町?

舞城王太郎の『九十九十九』を読んでいたら、「愛知県富山町」という地名が出てきた。愛知県にそんな地名あったっけ〜? と思ったけど、なんか名古屋へ行くのに一度豊橋へ出て電車を乗り換える、っていう描写があったので、きっと三河地方だなあ・・・と思っ…

『廃用身』(ISBN:4344406397)

介護の問題ってほんと当事者には重いんだろうけど、幸いにしてうちの祖父母はボケてもいないし寝たきりでもない。けど、もしうちの祖父母が、そして父母が、自分が「廃用身」を抱えて生きていかなければならなくなったときには、俺はどうするだろう。やっぱ…

脊髄反射してしまいますが

http://neco.sub.jp/dogma/2005/08/ いや、ほんとね、面白いですよ『皇国の守護者』。超お勧めの一品です。 特に田中芳樹の架空戦記ものが好きな人には。 僕も毎日読んでます。トイレで。現在3周目です。 8巻は平野耕太がカバーと挿絵担当でさらに倍ですよ…

舞城王太郎『阿修羅ガール』を読んだ。

いろいろなところで噂を聞いたんだけど、思いつきで図書館で借りて実際読んでみたら、なるほどと思った。 なんか筒井康隆系のノンストップ文体+村上春樹の不条理ファンタジーですか? 割と好みです私。別のも読んでみよーっと。 こういう「ちょっと興味はあ…

『花神』

いわずと知れた司馬遼太郎の大村益次郎小説。小学生の頃にガキ向け歴史伝記小説で読んだっきりだったので、長州の戦略家ってことしか覚えてなかったんだけど、結構な変人だったのね。その変人ぶりを堪能。 どっかで読んだような気がするなあ・・・と思ったら…

本を売った。

とりあえず昨日200冊くらい、9000円で売った。『ほんだらけ』で。 ここはどんな状態の本でもとりあえず買ってくれるし、昔の古本屋っぽさ(というか薄汚さ)を残しているのでわりと好きだったりする。 他の新古書店を併用すれば10000円くらいにはなったかも…

『我が竜を見よ』がとても気になるが・・・。

やってる時間があるだろうか。まあ、今のプロジェクトが終息すればしばらくマシになるんだろうけど・・・。 今年の冬は絶対! スキー三昧にする!! と決めてるので、正直疑問。 だって『DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー』(ASIN:B00029BR2O)だっ…

中島らもが死んだ。

遅まきながら今日、大学時代の先輩にメールで教えてもらった。最近の作品はもう読んでなかったけど、『今夜、すべてのバーで』(ISBN:4061856278)や『ガダラの豚』(ISBN:4087484807)や『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』(ISBN:4087486397)や『頭の中がカユい…

だらだら

家でだらだらしている。 今年の誕生日に貰った、焼酎用のグラスで水割りをちびちびやりながら。このグラス、下のほうがちょっと複雑な形をしていて、不思議と手になじむ。グラスを傾けたときに、底を通して見える光景がなんとも。いいものを貰った。 そして…

『輪違屋糸里[オススメ!](上・下)』(浅田次郎・文藝春秋)

壬生義士伝がすんごい良かったので、「浅田版新選組第二弾!」と銘打ったこの二冊、見かけてすぐに買いましたよ。 読んでみたら意外や意外、新選組そのものっていうより、その周辺の女たちの話ですねこれは。しかも新選組の面々の中で、芹沢派をこれでもかこ…

もうちょっと山田詠美。

http://d.hatena.ne.jp/tommy0329/20040412 id:tommy0329さんの言っているように、高校1年だか2年だかの僕は、『ぼくは勉強ができない』に出てくる年上の彼女に「大人」を感じていたんですよね。あと、多分憧れに近い感情を。ここを掘り下げていくと、なん…

山田詠美を好きな女の子。

今唐突に思い出したんだけど、大学時代の話。 留学生と付き合ってる女友達がいて、なんかみんなで集まってるところに彼氏が通りがかったら、突然パーっと走っていって英語で会話してまたパーっと帰ってきて猛烈に話し始めたりしてるのね。で、大学の頃の俺っ…

『ΑΩ(アルファ・オメガ)』(ISBN:4043470061)読み中。

あー、なんかこれ典型的な小林泰三というか、ホラーじみた生理的嫌悪感描写とSF要素満載だなーと思って読んでいるんだけど、一言いっておきたいことが。 ウルトラマンかよ!

小林泰三。

わざわざAmazonでとりよせて読んだわりには『奇憶』(ISBN:4396328168)がイマイチで、僕はガックリきていたんだけど、ついに『ΑΩ(アルファ・オメガ)』(ISBN:4043470061)が文庫に収録されていたんですよ僕の知らない間に! ありがとうAmazonのおすすめ商品機能…

硬い本の読み方

小説やエッセイはどうしてもシーケンシャルに読む必要があるんだけど、硬い本はそうとも限らない。自分に必要なところだけピックアップして読めばいいことも多い。本を読むスピードを上げたければ、これを心がける必要がありそうだ。で、ちょっと最近試して…

「ぐるぐる感」

最近斉藤孝の著作を連続して読んでいたんだけど、さすがに飽きた。同じ内容について手を変え品を変えぐるぐるぐるぐる書いてるような気がする。こういう「ぐるぐる感」って一人の作品をずーっと追っかけてるときによく感じるもので、大槻ケンヂのエッセイや…

三色ボールペンで読書

三色ボールペンでチェックを入れながら読書してると、「つまり」「要するに」「まとめると」って言葉に脊髄反射して青や赤を入れてることに気づいた。あと、「しかし」って逆説のつながりにもよくチェックが入ってる。こういったキーワードで構文解釈をスピ…

『青の炎』(貴志祐介・ISBN:4041979064)

貴志祐介の作品は、『十三番目の人格−ISOLA−』からずっと読んでいる。正直『十三番目の〜』は心理学用語の胡散臭さが鼻についてイマイチ感があったけど、その後『クリムゾンの迷宮』を読んで評価が変わった。『黒い家』もよかったし、何より『天使の囀り』の…

泣けるぜ。

ちょっと人待ちをすることになって、本屋で『指輪物語 追補編』を立ち読み。旅の仲間のその後・・・って感じの年表を読んで涙ぐむ。だめだ。重症だ。ピピンが息子につけた名前のとこで危うくポロリといくところだった。 そこから『指輪物語 王の帰還(下)』…

幸せ。

今日買った本。 『神菜、頭をよくしてあげよう』(大槻ケンヂ・ISBN:4835600975) 『グミ・チョコレート・パイン パイン編』(大槻ケンヂ・ISBN:4048734989) 『池袋ウエストゲートパークIV 電子の星』(石田衣良・ISBN:4163223908) あー、うれしー。 本屋…

斉藤孝

『三色ボールペンで読む日本語』(ISBN:4048837370)を秋の初めごろに読んで、しばらく赤・青・緑の特製三色ボールペン片手に読書をしてたんだが、どうにも時間がかかって読みづらい。よってこの手法はお蔵入り・・・と思っていたんだが。 最近顧客との打ち合…

前述の思い出せなかった本について

id:Nyarlに教えてもらった。『ザ・キープ』。映画にもなってる。藤田和日郎が描いてたのは映画の方の感想か。

平野耕太HP発見。

ふと思い立って平野耕太HPを検索してみたら発見。やっぱこの人の狂った言語感覚はすばらしい。 今日は佐藤大輔の『凶鳥<フッケバイン>ヒトラー最終指令』(ISBN:4043732015)も読めたしいい日だった。仕事しようと思って会社に向かったら鍵を忘れた事に気づ…

ああ、また買ってしまった。

7000円も本を買ってしまった。当然アマゾンで。いろいろと資金を溜めねばならんのに。まあいい、自分への投資と考えよう。そうは言ってもあれだけあった積読の山がずいぶん減っているのに、同じくらいのペースで買い足している。こりゃいかん、図書館へ通お…

とにかく本を読みたい。

もうおなか一杯って思うくらい本を読みたい。アマゾンのおすすめ商品を見ていると次から次へ読みたい本が出てくる。とりあえずアマゾンのショッピングカートへ入れて検討してみたり、鳥取県図書館横断検索(http://www.library.pref.tottori.jp/agent/)で検索…

酔いながら中島らもを読んでいたりする。

まあ少々飲みすぎてもいいや、などと呟きながら『永遠も半ばを過ぎて』(ISBN:4167585014)を読み終える。最近仕事と自分を切り離すのに酒が欠かせなくなってきているせいか、中島らもがむやみに面白い。『ガダラの豚』(ISBN:4087484807)以来いろいろと読んで…