中島らもが死んだ。

今夜、すベてのバーで (講談社文庫) ガダラの豚 1 (集英社文庫) 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫) 頭の中がカユいんだ (双葉文庫) アマニタ・パンセリナ (集英社文庫) 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫) 心が雨漏りする日には (青春文庫)
遅まきながら今日、大学時代の先輩にメールで教えてもらった。最近の作品はもう読んでなかったけど、『今夜、すべてのバーで』(ISBN:4061856278)や『ガダラの豚』(ISBN:4087484807)や『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』(ISBN:4087486397)や『頭の中がカユいんだ』(ISBN:4575710679)や『アマニタ・パンセリナ』(ISBN:4087470253)や『永遠も半ばを過ぎて』や『心が雨漏りする日には』(ISBN:441302155X)や・・・小説もエッセイも関係なく、ページの向こう側から中島らものあり方がにじみ出てくる作品ばかりだった。そう、もう「だった」になってしまった。
僕の中にある自己破壊的な衝動を、文章に昇華してくれる才能が失われた。そう考えるとやるせなくなる。
未読の人は上に挙げたところを適当にみつくろって読んでみてほしいと思う。社会にうまく溶け込めないと感じている人、自分が嫌いで嫌いで仕方が無い人、毎日が辛くて辛くて仕方が無い人は特に。