いわずと知れた司馬遼太郎の大村益次郎小説。小学生の頃にガキ向け歴史伝記小説で読んだっきりだったので、長州の戦略家ってことしか覚えてなかったんだけど、結構な変人だったのね。その変人ぶりを堪能。
どっかで読んだような気がするなあ・・・と思ったら、馬に乗るのが苦手なところとか、後装式の歩兵銃が革命的に強力なことを強調したりとか、戦略は抜群だけど政治に関心がないところとかが『皇国の守護者』の新城直衛に似てるのかも。というか佐藤御大は確実に参考にしてるでしょ、キャラ造形的に。
あ、よくよく思い返してみれば新城は野心バリバリか。むしろ基本的に人間を機能でしかみないところが似ている。
