なぜか『塊魂』を買ってしまった。

いや、『我が竜を見よ』を買おうと思って電気屋のゲームコーナーに足を踏み入れたら、Best版で2800円だったんですわ。前からやってみたいなと思ってたんで『我が竜を見よ』が見つからなかったこともあり買ってしまいましたよ。

何が一番すごいってこの狂ったセンス。
大コスモの王様が酒に酔って星空を壊しちゃったので、王子様頑張っていろいろ巻き込んだ塊を作って夜空に浮かべてね、ってめちゃくちゃなストーリー。
そして狂った音楽（元クリスタルキングの人とか水森亜土とか！）。
さらに狂ったテキスト。ほとんどカタカナなのはお約束として、文体がよくあるネタ系日記サイトみたいなの。もっと言えば平野耕太の日記を全部カタカナで書いたみたいな。あそこまで極濃じゃないけど。
総合すると一番近い雰囲気はあれ。『ウゴウゴルーガ』。あれ系のシュールギャグが好きな人はバッチリストライク。間違いなく。

とまあ、最初はこの世界観と言うか、狂ったセンスに爆笑するんだけど、意外にすぐに慣れちゃってゲームに集中しちゃうの。ムービーとかテキストとかバンバン飛ばしちゃうの。そのくらいゲーム本体が面白すぎ。快感すぎ。この快感ってどこからくるのかって、多分「雪だるまを作ろう！」　と思い立って、雪玉をゴロゴロ転がしてるうちにだんだん大きくなってきて、最後は自分一人の力では動かないくらいになってくのがたまらなく楽しいあの感じだと思う。
それとは別に、単純な破壊の楽しみみたいのもあるけど。シムシティで自分で作った街を壊すのが好きな人とか絶対やるといい。

ちなみに僕はゲーム好きだけどゲーム下手なので、「星をつくる７」ってステージで１０回くらい王様に失望された。このステージに取り組んでた２日間は、仕事しながらルートを考えたりしてた。そして親指はアナログスティックの押しすぎでボロボロ。握力無し。