ミキ最高!

仕事中はミキで買ったメタルフレームをかけていて、ちょっと視力がほしいときや休日は、度が強めに設定しているspec espaceのセルフレームをかけることにしているんですすよ俺。
んで昨日、休日出勤してメタルフレームにかけかえようとしたらね。なんかボロっと取れちゃったんですよっテンプルの部分が。半狂乱ですよっ。
「メタルがなければセルをかければいいじゃない」
 ってマリー・アントワネット的な発想をしたあなた! あなた黒のセルフレーム、テンプル極太をちょっと硬めの職場に堂々とかけていく勇気がおありか? 俺には無い。だってヘタレだもん。ってことで翌日どうしたらいいんだろうか、ひょっとして家で埃をかぶっている高校のころのダッサイ金縁メガネとかかけて出社しなきゃいけないのかしらそんなんだったら会社休むわボケー!! って内部的にすっかりヒートアップ。分かりますか僕の胸のうち。多分女子のメイクで例えたら、普段ナチュラルっぽくまとめて服装も清潔感あって好感度高めって女子がいたとするじゃないですか、そんな女子がですよ、いきなり二択を迫られるわけですよ!
「汝、スッピン+眉毛処理無しと『HR』の戸田恵子、どちらを選ぶか?」
 って理不尽な二択を! 俺だったら速攻会社休みますよ! ええ、休みますともさ! と半切れ状態でシャワーが熱かったりカレーが辛かったりしたときのYOSHIKIみたいに憤然と帰ったんですよ。
 すでに21時。鳥取ではもう深夜ですよ。あー、明日どうやって休む口実作ろうかなあと思いながら自転車をこいでいるとそこに一筋の光が。
ミキ。
おお! なんか営業時間は過ぎてるけどミーティングっぽいことしてる! やった! 神は俺に微笑んだ! と思って道路を横切り駆け込み訴え。そこに現れた美しい女性店員。
残念ながらメガネじゃなかった。
明らかに憮然とした表情の男性店員4人にチラ見されながらメガネを修理してもらい、あまつさえクリーニングしてもらい、その上でセルフレームの方まで「よろしかったらそちらもクリーニングしましょうか? すぐ済みますし」という女性店員の甘言に釣られてクリーニングしてもらう始末。そこでハタと気づく。やべえ俺今1000円しか持ってねえ。心臓バクバクで背中に冷や汗が。女性店員が戻ってくるや「あの、おいくらですかねえ・・・」とあたふたとかばんの中を「ひょっこり1万円くらいでてくりゃしないだろうか、いやでてくるはずだ」と信じて引っ掻き回す俺。
「いえ、お金は結構ですよ」
 女神だ・・・。ちょっと彼女に後光がさしたよねその瞬間。ハロー効果っていうの?(意味が違います) 今家に友達から譲り受けた度が合ってないポールスミスのフレームがあるんだけど、そのレンズを取り替えるのはもう、絶対ミキでやるね。しかも指名で。あなたの営業成績を上げたいってくらいの意気込みでね。
意気揚々と帰ってきてメガネを外して畳もうとしたらちょうつがいのところがえらい硬くなってた。しかも二本とも。おねえさんちょっとハリキリ過ぎですよ。