僕の出会う人全てが止めてくれたらいいのに。

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煙草なんですけどね。
親父が煙草吸う人で、ものごころついてからずっと煙草が憎かったんですよね。ものごころついてからずっと喘息だったもので。煙草の煙、最悪なんですよ。気管支に。ちなみにうちの兄弟三人みんなアレルギー体質で、僕は家出たら症状がずいぶん良くなりました。弟はパチンコ屋でバイトしてますが、バイトから帰ってくると喘息の発作がひどいです。
大学時代は周囲の喫煙率が低くて（女の子が多かったせいもあるだろうけど）、僕の前で煙草を吸う人はほとんどいませんでした。就職してびっくりしましたね。ああ、日本人男性の半数が喫煙者だっていうのはこういうことなのか、と。
どうにも煙草に対して負の強迫観念が強くて、蛇蝎のごとく嫌ってしまいます。自分の友人や上司が喫煙者だと分かった瞬間のあの気持ち。脱力感。ブルータスお前もか感。また僕は裏切られたと思いながら日々の暮らしを続けていくわけで。
世の中なんで煙草を吸わない人間より吸う人間の方が世渡りが上手いんだろう？　と不思議に思っていたんですが、どうも世の中には喫煙者同士のコミュニティがあるようですね。喫煙室に篭って雑談しているようで。何を書いても青瓢箪の恨み言でしかないのが苦痛で仕方が無いのですが。
僕は人に嫌われるのを極度に恐れるので、「煙草やめようよ」とは言えないんですよね。なんだかタブーに触れるみたいで。そこに踏み込んだらあとはもう抜き身の刃で命の取り合いをするような感じがして。そんなこんなでこうやって真綿で首を絞めるようにちくりちくりと恨み言を書き綴ってみたり。気持ち悪いですね。俺も気持ち悪いです。
結局僕は煙草が大嫌いだといいたかっただけなんですが。喫煙者及び吸殻捨てた奴には容赦なく懲役食らわせるような自治体に住んで社員もお客さんもみんな非喫煙者の会社で働けたらいいのに。