羞恥プレイ

今日も今日とて出先で仕事をし、のんびりと汽車で帰社中、なにやら横のほうが騒がしい。むむむ、ちょうど夕方だからか、さっき大量に乗り込んできた女子高生の皆さんですな・・・けしからん。
ってあれ? あれ? なんかこっちガン見してませんか?
「ねえ・・・あの人見たことない? 絶対見たことあるんだけど・・・。あ! あれだ! 前に講師に来てた人じゃね!?」
http://d.hatena.ne.jp/glasses/20060620#p2 ですかー!!!
必死で顔を伏せるも時すでに遅し、女子高生ズのうち約1名が異常に興味を示す。
「てかやっぱりおぎやはぎの小木に似てるって! やっぱそうだって!」
 ああ、教室に入った瞬間おぎやはぎトークを始めたあいつか! おまえか! おまえなのか!
「え〜、そうかなあ、なんか感じちがうくない?」
「いや、絶対そうだって! てか矢作さんて超カワイイよね。キモカワイイ? キモカワイイ?」
 小木はスルーかよ!
「絶対そうだって、ねえ、ちょっと声かけてみてよ」
「嫌だって違ってたらどうすんの」
「絶対そうだって、すいませーん(小声)」
「ちょ、あんた! なにゆってんの信じらんない!」
「すいませーん(小声)」
 よっぽど
「小木似の講師ですけど何か?」
 と名乗り出たかったけど、さすがに汽車の中でドン引きされたまま終点までってのは拷問・・・。
「正解です」
 と名乗り出てしまった。己のチキンさが憎い。

女子高生たちは僕を置き去りにして内輪でキャッキャキャッキャし始め、先の約1名は降りる間際に
「ほら、やっぱ私のメガネへの愛は本物だって!」
「今度会ったら結婚してください!」
 と捨て台詞を吐いて降りていった。

終点までのたった一駅をあんなに長く感じたことはなかった。周りの白い目が痛かった。