祖父が亡くなった。

父方の祖父が亡くなり、急遽忌引きを取って北海道へ。
いろいろと思うところはあったが、なかなかこういうところでは書けない。けどまあ、ちょっと記録。
遺体というのは厳然たる存在感があって、否応無く死を認識させられる。海難事故なんかで、遺体が見つからないまま葬式をあげるようなときは、家族も受け入れるのが大変だろうな。
ちょうど葬儀のあった日が、63回目の結婚記念日だったそうで、最後に祖母がそのことを棺に向かって語りかけているのを聞いていたらボロボロに泣いてしまった。半世紀以上連れ添った人ってのはどんな感じだろう。ほとんど半身なんだろうな。
帰る時、空港で祖母が「ばっちゃんが元気なうちにまた来てな」と見送ってくれた。その様子があまりに寂しげだったので、人目も気にせず泣きそうになった。「うん」と一言返事をするのにも大変な労力が必要だった。
ちなみに、「ご愁傷様」って類のコメントは要らない。つけないでください。