『鉄人28号』

出張の帰り道、先輩が勢いで買ったという『鉄人28号』のDVDを出してきた。
正直あんまりいい噂を聞かないので興味が無かったのだが、キャストの中に「蒼井優」の文字が。
「先輩、これ帰りのスーパーはくとの中で見ますわ。蒼井優中心に」
 と口から漏れ出る言葉。
業務用のPCでぼんやり見ていたが、ところどころで俺の中の家族愛スイッチが押されてひどい目にあった。だって正太郎少年の親父が阿部寛。かっこよすぎ。しかもメガネ。祖父と父が心血注いで開発した鉄人を思うように操れないところとか、その鉄人がブラックオックスに踏みつけられているところとかでグイグイ心のツボを押されてしまった。やはり俺はこういうのに弱い。
そして満を持して蒼井優登場。あー、なんかねー、この娘の笑顔が好きなのねー。普段の顔はそうでもないんだけど、笑った瞬間に俺のハートを鷲掴み。スーパーはくとの中で、
「一刻も早く優のもとへ駆けつけて、ずっと笑わせていたい・・・。俺がキミの笑顔を守りたい・・・」
 とかかなりヤバメの妄想を繰り広げているうちに、なんか岩井俊二風のシーンなどもはさみつつ適当に映画は終わった。