『大化改新』

えーと、結論から言って期待はずれ。ほんとに残念。ただし歴史嫌いな受験生とかに、蝦夷と馬子の区別をつけさせたり、南淵請安が改新後の政府に参加していなかったことを覚えさせたり、あのへんの天皇の血縁関係とか覚えさせたりするのには役に立つかも。
何がいけなかったって脚本だよ脚本。いくらなんでもはしょりすぎじゃないの? ナレーション多用しすぎでしょ。女をめぐっての因縁とかに時間割きすぎなのは、単なる史劇にしちゃうと面白くないからだろうけど・・・。それにしたって時間配分に成功しているとは思えないし、肝心のドラマ部分が陳腐すぎる。
唯一面白かったのは、冒頭部分に出てくる老人がガンダルフそっくりで、音楽とか雪山とかとも相まってロードオブザリングみたいだったってとこくらい。